兵庫県阪神南広域防災拠点が竣工 井戸知事らがテープカット

続く来賓祝辞では、兵庫県議会総務常任委員会の梶谷忠修委員長が、「この拠点の完成により県と市が連帯 を深め、安全と安心の向上に寄与することを願う」とし、地元3市を代表して西宮市の山田知市長が、「地 域の災害への備えに対する力強い施設。県と市が力を合わせ阪神間を安全、安心のまちとしたい」と、それ ぞれ拠点の完成を喜んだ。この後、井戸知事、梶谷委員長、山田市長、山中健・芦屋市長、白井文・尼崎市 長ら九氏によるテープカットが行われ、合図とともに紅白のテープにハサミが入れられると出席者から大き な拍手が巻き起こった。 阪神南広域防災拠点は、阪神南地域の防災機能を高めるため、海上と空路の両面からの物資受入機能を備え ている。災害時には、救援物資保管所1万2,500?、応急活動要員宿営所1万2,500?、車両待機スペース1 万5,000?、荷捌場1万4,000?などで構成する6万1,000?の規模。 このうち、保管場所には備蓄倉庫としてRC造1階、延床面積300?を建設。食料や毛布、ブルーシートなど の被災者用物資と、救助用と拠点用の資機材などを常備。また、海に面する荷捌場は耐震強化岸壁としたほ か、ヘリ臨時着陸場7,000?も整備されている。 整備は2006年度から造成工事などが行われ、備蓄倉庫は平塚工務店が施工を担当した。なお、平時には、救 援物資保管所が港湾緑地としての運動場に、宿営所よ車両待機スペースは公園と運動場として市民に開放さ れる。
2008年05月01日
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