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六甲道駅南地区復興再開発事業 日本都市計画学会・計画設計賞を受賞

 神戸市ら、取組と成果に  神戸市が、地区住民らと協働で進めてきた、神戸市六甲道駅南地区震災復興 第2種市街地再開発事業における都市デザインの活動と成果が、このほど社 日本都市計画学会の2007年度「日本都市計画学会・計画設計賞」を受賞、16 日に東京で表彰式が行われた。この賞は、同学会が都市計画において優れた 業績や論文、計画設計に対して学会賞のうち、都市計画に関する計画、設 計、事業などについて、都市計画の進歩と発展に顕著な貢献を果たしたもの を計画設計賞として表彰するもの。
今回、表彰されたのは、神戸市並びに、六甲道駅南地区まちづくり連合協議会、六甲道駅南地区都市環境デ ザイン調整会議が実施してきた活動と成果に対するもの。  震災復興事業では、面積5.9haの大規模な地区において、当初の都市計画案に対し、地区住民も含め行政、 コンサルタント、設計者と意見交換を行いながら、「2段階都市計画決定」の合意形成を行い、10年という 短期間で事業を完成させ「記念碑的事業」とされた。 事業にあたっては、「まちづくり協議会」を組織し、1haの防災公園をテーマに「基本計画会議」を設置し て、4つの地区協議会の計画を全体で整合性のあるものとした。さらに、同会議の「都市計画デザイン調整 会議」を都市計画決定後に「景観デザイン部会」に発展させて以後、継続的な活動を実施してきた。 受賞理由では、都市デザインの取り組みを推進した活動とその成果は「高く評価される」とし、住民のまち づくり提案も入れ、都市計画により事業完成後の住民棟の小公園と中央公園を結ぶネットワークの一体性確 保により周辺住民の交流の場として活用されており、「都市デザインそのものより、その取り組みの推進が 計画設計賞に値する」とされた。 六甲道駅南地区の再開発事業は、阪神・淡路大震災で甚大な被害を受けた市街地の復興と、防災公園等を中 心とした防災拠点の構築、良質な住宅供給、副都心にふさわしい都市機能の整備を図るため、1993年3月17 日に都市計画決定され、市街地再開発事業を実施。同9年2月、地元のまちづくり提案を受け、公園区域の 見直し等の都市計画を変更、事業計画により超高層から低層までの再開発ビル建設や公共っ施設整備が進め られ、2005年9月に事業を完了した。
2008年05月20日
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