電子契約説明会開く 大阪府土建組合の理事会

大阪府土木建築協同組合（前田満二理事長）は７日、大阪市中央区の大手前建設会館で電子契約について説 明会を開催した。同日に開かれた理事会に先立って行われたもので、出席した理事らが熱心に耳を傾けた。 説明会は、”建設業界における電子契約とその現状”をテーマに、帝国データバンク担当者が、電子文書化 に係わる電子署名法、ＩＴ書面一括法などの法制整備とそれにより変わりつつあるビジネスの現場、そのメ リットなどについて解説した。 この中で。電子署名に関しては、原本性の確保と第３者認証により「書類偽造が不可能となる」とし、ま た。発注契約における「受注者側の印紙税ゼロ」と「発注者側では事務のコスト削減」とそれぞれメリット を上げ「書類管理などの見えない人件費など、３割のコスト削減となった企業はある」と事例の紹介が行わ れた。 さらに元請と協力会、関連会社間で稟議書決裁にも有効であることが説明されたほか、現在では、国は地方 公共団体で公共調達に係わる電子化の検討が進んでいることが報告された。

2008年07月16日