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兵庫県・明舞センター土地利用事業コンペ 事業者に明仁会グループ

 10階建ての医療・介護と住宅の複合ビル2011年4月の運営開始へ  兵庫県では、「明舞センターCブロック土地利用事業者募集事業」の事業予 定者に、このほど特定医療法人・明仁会(明石市、元原利武理事長)を代表 とするグループを決定した。同団地の再生計画の一環として、事業者を公募 していたもの。同グループでは、RC造十階建て延床面積約1万3,500?の医 療・介護機能と住宅の複合ビルを建設、2011年4月の運営開始を目指すとし ている。
事業者となったのは、明仁会と和田興産(神戸市、和駄憲昌社長)、特定非営利活動法人・コミュニティ・ サポートセンター神戸(神戸市、中村順子理事長)で構成するグループ。事業の実施にあたっては、現在、 (仮称)社会福祉法人・明仁会を設立準備中で、同法人が代表事業者となる予定。 コンペでは、明石市松が丘4−1−1の面積3,646・29?を対象に事業の運営計画などを公募していたもの で、同グループによる土地譲受価格は5億2,200万411円。兵庫県では、今年2月に募集を発表、3月に10者 の応募登録があり、このうち3者から応募書類の提出を受け、小森星児・ひょうごボランタリープラザ所長 を委員長とする審査委員会が審査を行い、明仁会グループを事業予定者に選定した。次順位事業予定者に は、社会福祉法人・報恩会と(株)アセットで構成するグループが選ばれた。 明仁会グループの事業方針は、特定医療法人の参画により、医療と介護が連携した高付加価値サービスを提 供して健康・長寿支援機能を担い、中間支援組織のNPO法人が加わって地元NPOとの連携により、住民 参加と共助を促し、誰もが安心して住み続けられる地域社会の実現を目指すもの。 施設は、RC造地下1階地上10階建て、延床面積約1万3,500?の規模。内部は、特別養護老人ホーム約 3,800?(定員80人)、ショートスティ施設約900?(同20人)、デイサービスセンター約500?(同40人) と、高齢者向け分譲住宅102戸(延べ約8,000?)と約100?の地域交流施設で構成する。 選考にあたっては、地域交流施設や交流テラス、屋上庭園などの多様な共用空間を充実させ、地域や入居者 間の交流と連携を支援し、「人々の交流と連携を促す明舞団地再生計画のコンセプトに沿った魅力的な提 案」と評価された。今後は、契約協議を行った後、9月末にも土地売買契約を締結し、2009年7月頃に工事 に着工、2011年4月頃に運営を開始する予定。 兵庫県では、入居から40年が経過し、人口減少や住民の高齢化が進み、地域活力低下やコミュニティ機能の 衰退などが課題となってきている明舞団地をオールドタウン再生モデルと位置付け、再生マスタープランと なる「明舞団地再生計画」を策定して、これまで数々の取り組みを行ってきたが、今回のコンペは、その再 生へのリーディングプロジェクトとして実施していたもの。
2008年08月12日
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