日刊建設新聞社.com
ニュース | トピックス | 建設業株一覧 | マーケット情報 | 建設用語辞典 | 倒産情報 | 地図 | 建設業法
 
トップページ► トピックス

JIA KINKI・Uー40設計コンペ 六甲山上の展望台

 40歳以下のJIA会員対象応募登録は10月31日まで  (社)日本建築家協会近畿支部(吉羽逸郎支部長)では、40歳以下のJIA会員を対象とした設計コンペ 「第1回JIA KINKI Uー40設計コンペティション」を開催する。‘六甲山上の展望台‘をテーマ に、展望台の設計とともに、集客が期待できるコンテンツの提案も求める。コンペ開催にあたり吉羽支部長 は、「若手建築家の活躍の場を提供するとともに、実績づくりにも寄与したい」として、若手会員の積極的 な参加を呼びかけた。 コンペは、阪神電鉄(株)が事業主となり、阪神総合レジャー(株)とJIA近畿がで構成する実行委員会 が主催。阪神電鉄が六甲山上で運営するレジャー施設「六甲ガーデンテラス」に建設する展望台の設計と、 集客が期待できる魅力あるコンテンツの提案と併せて求める。建設予定地は、かつて「回る十国展望台」が あった標高886?に位置し、360度の眺望が望める場所となっている。 計画では、敷地面積6,069?に、高さ10m以下で16m×16mの平面に収まる規模とし、延べ面積や階高、構造 は問わない。また集客コンテンツに関しても、各自が想定する入場料(200円 500円程度)とのバランスの 中での自由な提案としている。 応募要領の配付並びに応募登録期間は今月1日から10月31日まで。応募登録費は1万円。作品提出は11月14 日までに必着のこと。審査は1次・2次の2段階方式とし、1次審査で入選案5点と佳作数点を選出、第2 次審査は公開としてプレゼンテーション等を実施し、最優秀案1点と優秀案2点程度を選定する。 第2次審査は12月15日、六甲ケーブル六甲山上駅の六甲ヒルトップギャラリーで、13時から開催、これに併 せ入選案と佳作の作品をパネル展示し、来場者による投票も実施する。また、コンペの記念講演会として10 月28日、「沿線開発とアミューズメント施設」をテーマに、大阪府立大学教授の橋爪紳也氏と雑誌編集者の 江弘毅氏の対談が行われる。 応募資格は、11月14日時点で満40歳以下のJIA正会員で、一級建築士の資格を取得しており、設計監理業 務委託契約の当事者として契約が行え、本人が建築家賠償責任保険、建築士賠償責任補償制度等に加入して いることなど。 最優秀案は、事業主とコンテンツの検討を含み詳細協議を行い、来年6月頃には基本設計と実施設計を終 え、同7月に工事契約を行い工事に着工、同12月の竣工を予定している。工事費は1億4千万円程度を予定 している。審査は、江川直樹・関西大学教授を委員長に、木村博昭・京都工芸繊維大学教授、橋爪紳也氏、 天井規雄・阪神電鉄レジャー事業部長による審査委員会と、特別審査委員の出江寛・JIA会長が行う。 コンペの開催にあたり吉羽支部長は、支部としても若手建築家の活動の場づくりを考えていたとし、公共の コンペやプロポーザルでは実績が重視されるため、「その実績づくりとして、また、若い有能な建築家のデ ビューの場としてチャンスを与えたかった」と述べ、若手に元気を与え、未来の建築界を担う人材育成のた めだとした。また、事業者である阪神総合レジャーの新谷弘道常務取締役は、ガーデンシティには360度で眺 望を楽しむ場がなかったことから、「山上でのへそとなり、シンボルとなる展望台の復活を検討していた」 とし、コンペでそれを具現化するとともに、「多数の才能が競い合い、研鑽する場となってほしい」と期待 を寄せた。 審査の公開や記念講演の開催について、長尾健・実行委員長は、「六甲山に魅力あるレジャー施設があるこ とを広く知ってもらうため」としながら、コンペを通じて建築家が責任とプライド、創造力を発揮すること で、「一般における建築家への意識改革につながれば」とした。 コンペと講演会への問い合わせは、JIA近畿支部内の実行委員会事務局(電話06−6229−3371)まで。ま た、応募要領のダウウンロードなどは、専用ホームページへ。 JIA KINKI・Uー40設計コンペ http://jiakinki.web.fc2.com/

2008年09月03日
▌トピックス
| Operation | 利用規則 | プライバシーポリシー | Connect |
Copyright c 2024 nikken-times.com All rights reserved.