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JIA近畿・U−40設計コンペティション 1次審査で入選5点を選定

 15日に公開審査で最優秀案を決定・六甲山上の展望台  (社)日本建築家協会近畿支部(吉羽逸郎支部長)が主催する「第1回JI A KINKI Uー40設計コンペティション」の1次審査通過者が、この ほど決定した。40歳以下の会員を対象に、「六甲山上の展望台」の設計アイ デアを募集していたもので、25日に第1次審査を行い、入選5点、佳作8点 を選出したもの。2次審査は12月15日に公開形式で行われ、最優秀案を決定 する。なお、入選作品と佳作の作品を12月6日から14日まで、六甲ヒルトッ プギャラリーで展示する。
コンペでは、9月1日から10月31日を応募登録期間とし、東京、大阪をはじめ全国から135人の登録があり、 このうち女性19人を含む114人が作品を提出、要件不備等による失格者を除き、有効作品提出者104人を対象 に一次審査が行われたもの。審査は審査員の持ち点による投票で行われ、入選五点と佳作八点を選出した。 このコンペは、六甲山上にあった旧「回る十国展望台」跡地の敷地面積6,069?に、新たな展望施設を建設す るにあたり集客機能とともに設計アイデアを募集したもので、阪神電鉄(株)が事業主となり、近畿支部と 阪神総合レジャー?が実行委員会として主催した。応募状況について長尾健・実行委員長は、新規入会が71 人あり、積極的な呼びかけの成果だと述べ、「今後のJIAの力になる人達であり、仲間が増えた。広く全 国的にも興味を持ってもらえた」と語り、支部単位の活動としては「それなりの成果があった」と評価し た。 入選作品について、阪神総合レジャーの新谷弘道・常務取締役は、「応募者数も思っていたより多く、入選 作品はいずれも斬新な提案だった」と感想を述べた。また、吉羽支部長は、「若手建築家を育て、活躍の場 を提供するという企画の目的は達成でき、全国展開という成果もあった」と語り、「今後、他支部でもいろ んな試みが出てくることを願う」と期待を寄せた。 2次審査は、六甲ケーブル山上駅に隣接する六甲ヒルトップギャラリーで公開形式で実施、入選者によるプ レゼンテーションの後、江川直樹・関西大学教授を審査委員長に、木村博昭・京都工芸繊維大学教授、橋爪 紳也・大阪府立大学教授、天井規雄・阪神電鉄レジャー事業部長の審査委員と特別審査員の出江寛・JIA 会長が最優秀案を決定する。 最優秀案は、事業主とコンテンツの検討を含んだ詳細協議を経て、来年6月頃に基本設計と実施設計を終 え、同7月に工事契約を締結して工事に着手、同12月の竣工を予定している、工事費は1億4千万円程度を 見込んでいる。また、入選作・佳作の作品展示では、来場者による一般投票を行い、最優秀案に投票した五 名の方に阪神総合レジャーからケーブル乗車券や人工スキー場などの招待券を含めた「六甲山満喫チケット セット」がプレゼントとされる。このほか、2次審査翌日の12月16日から21日まで、審査結果を含め応募全 104点の作品展示が行われる。 なお、入選者は次の通り。(敬称略) ▽前田茂樹(34歳) =前田茂樹一級建築士事務所 ▽三分一博志(40歳)=三分一博志建築設計事務所 ▽阿曽芙実(31歳) =阿曽芙実建築設計事務所 ▽河原泰(39歳)  =河原泰建築研究室 ▽森清敏(40歳)  =MDS一級建築士事務所
2008年12月01日
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