大阪府中小建設業振興大会 表彰式と記念講演

（社）大阪府中小建設業協会（岡野三郎会長）の「第15回大阪府中小建設業 振興大会」が13日、大阪市内のホテルで開催された。大会には、岡野会長並 びに来賓、加盟各団体の代表者ら約100人が参加し、優良施工者表彰や記念講 演などが行われた。初めに主催者を代表して岡野会長が挨拶。岡野会長は、 企業の倒産・廃業が増加するなど、「中小建設業を取り巻く環境は危機的な 状況にある」とし、地場産業を支える我々の使命を全うするためにも、「工 事量の確保と適正価格での受注に努めていく」と、発注者への要望活動とと もに、「会員メリットが付与される活動を展開していく」と協会として取り 組んでいくこととした。
来賓挨拶では、近畿地方整備局の木下誠也局長が、国としても中小業者を対象とした支援策を推進している としながら、１次・２次の補正予算、来年度当初予算での早期発注に努めていくとし、「若者が未来を託せ る魅力ある産業とするための環境整備を推進していくが、業界も経営基盤強化と技術研鑽に取り組んでほし い」と努力を要請した。 また、橋下徹大阪府知事からは、「元気ある大阪の再生に向け支援をお願いする」とするメッセージが寄せ られ、平松邦夫大阪市長からの、「持続可能な循環型社会の形成を目指す上での協力を」とする言葉が披露 され、最後に社全国中小建設業協会の岡本弘会長が、大中建とともに、「社会に奉仕する力強い地場産業と して健全な発展ができるよう努力していく」と決意を述べた。大会ではこのほか、５人の優良現場施工管理 者に対する表彰式と、国土交通省の小澤敬市・建設流通政策審議官による記念講演「最近の建設業をめぐる 情勢について」が行われた。 また、大会に先立ち大中建の「2009年度通常（予算）総会」が開催され、今年度の事業計画はじめ収支予算 案など五つの議案が審議され、いずれも満場一致で可決・承認された。
2009年03月19日