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御堂筋イルミネーション事業 最優秀提案者にハートス

 日本最長・最大級のスケール  大阪府では、「御堂筋イルミネーション策定業務」の受託者選定にあたり公 募型プロポーザルにより提案を募集していたが、このほど最優秀提案者に (株)ハートス(大阪市)を選定した。淀屋橋交差点から約1.2?の区間に装 飾するイルミネーションのデザイン等を公募していたもの。今後、専門家の 監修によりデザインを策定、12月からの実施を予定している。 提案公募には、同社を含め五者一グループからの応募があり、受託事業者選 定委員会(委員長=橋爪紳也・大阪府立大学大学院特別教授)が周辺景観と のバランスやイチョウ等への環境配慮、コスト縮減への工夫ーなどの観点か ら審査を行い、最優秀提案を決定した。 最優秀提案は、‘御堂筋・光の回廊ART Ilumination 天空 へと伸びるイチョウ+南北を繋ぐ光の川+地域ビル参加型アートライト’を テーマタイトルとし、世界に誇れる「日本最長・最大級のスケール感」を活 かした「ここにだけしかない」御堂筋ならではのライティング演出を目標と した。
具体的に、イチョウのイルミネーションは「天空へのアーク・光の柱列回廊」として、幹中心の垂直デザイ ンとするとともに、「光の川平」として面イルミネーションを川に見たてて実施。建築物によるポイント演 出なる「町衆(地域ビル)参加型アートライト」では、ビルの形状特徴を活かした色光ライトアップやフィ ルムによる窓光を演出。また、350本というスケールメリットを活かし「幹中心の列柱イルミネーション」を 当該地区の全数に配置するなど、イチョウとビル、路面の三位一体となった計画。 審査にあたり橋爪委員長は、応募提案は「いずれも個性的で意欲的なもの」とし、最優秀提案については、 イチョウはイルミネーションに向かないとされる考え方を逆手にとり、イチョウの樹形を活かし、力強い幹 を列柱に見立てた「世界でも類のない新しいデザイン」と高く評価。また、光の列柱はイチョウならではの もので、「大阪のオリジナリティがある」とし、枝に巻きつける施工の手間を省きコスト低減にも寄与し、 イチョウと緑地帯への装飾の組み合わせにより、「遠景と近景の双方が楽しめ、御堂筋のスケール感を活か している」と講評している。 事業内容は、LED(発光ダイオード)により、中央区の淀屋橋交差点から船場中央3丁目交差点までの約 1.2?を対象に実施。委託期間は2010年3月24日まで。点灯期間は2009年12月12日から2010年1月31日まで の17時から23時を予定している。 実施にあたっては、最優秀提案デザインを活かしながら、面出薫・武蔵野美術大学教授の監修による助言と 指導及び関係機関との協議を踏まえて調整を行い、修正を加えながら決定するとしている。
2009年06月10日
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