御堂筋イルミネーション事業 最優秀提案者にハートス
具体的に、イチョウのイルミネーションは「天空へのアーク・光の柱列回廊」として、幹中心の垂直デザイ ンとするとともに、「光の川平」として面イルミネーションを川に見たてて実施。建築物によるポイント演 出なる「町衆(地域ビル)参加型アートライト」では、ビルの形状特徴を活かした色光ライトアップやフィ ルムによる窓光を演出。また、350本というスケールメリットを活かし「幹中心の列柱イルミネーション」を 当該地区の全数に配置するなど、イチョウとビル、路面の三位一体となった計画。 審査にあたり橋爪委員長は、応募提案は「いずれも個性的で意欲的なもの」とし、最優秀提案については、 イチョウはイルミネーションに向かないとされる考え方を逆手にとり、イチョウの樹形を活かし、力強い幹 を列柱に見立てた「世界でも類のない新しいデザイン」と高く評価。また、光の列柱はイチョウならではの もので、「大阪のオリジナリティがある」とし、枝に巻きつける施工の手間を省きコスト低減にも寄与し、 イチョウと緑地帯への装飾の組み合わせにより、「遠景と近景の双方が楽しめ、御堂筋のスケール感を活か している」と講評している。 事業内容は、LED(発光ダイオード)により、中央区の淀屋橋交差点から船場中央3丁目交差点までの約 1.2?を対象に実施。委託期間は2010年3月24日まで。点灯期間は2009年12月12日から2010年1月31日まで の17時から23時を予定している。 実施にあたっては、最優秀提案デザインを活かしながら、面出薫・武蔵野美術大学教授の監修による助言と 指導及び関係機関との協議を踏まえて調整を行い、修正を加えながら決定するとしている。
2009年06月10日
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