プロロジス、プロロジスパーク大阪?が竣工

◇◇◆国内最大規模の物流施設、清水建設の設計施工◆◇◇ プロロジス（日本本社＝東京都港区東新橋）が、大阪市此花区の舞洲地区で 建設を進めていたマルチテナント型（複数企業向け）大型物流施設「プロロ ジスパーク大阪?（ツー）」がこのほど完成し、11日に同施設内で竣工式が 開催された。 竣工式には、プロロジスの山田御酒・プレジデント兼日本共同ＣＥＯをはじ め大阪市の半野田孝次郎・港湾局長、設計施工を担当した清水建設?の吉住 英一・常務執行役員大阪支店長など関係者多数が出席し、同施設の完成を祝 福するとともに、今後の事業のさらなる発展に期待を寄せた。 神事に続いて行われた祝賀パーティーで挨拶した山田・プレジデント兼日本 共同ＣＥＯは、同施設の開発計画から竣工に至るまでの経緯を説明した後で 「今後は早期の本格稼働をめざすとともに、舞洲地区の一企業市民として地 域の発展に貢献していきたい」と力強く抱負を述べた。また、施工者を代表 して清水建設の吉住・常務執行役員大阪支店長は「無事故無災害で建物を引 き渡すことができたのも多くの関係者の協力のおかげであり、この施設が今 後、地域経済の発展に役立つことを期待している」と挨拶した。
今回の「プロロジスパーク大阪?」は、プロロジスにとって国内最大規模の物流施設として、同社が持つ最 新の港湾・流通型物流施設開発ノウハウを駆使し、さまざまな企業の物流施設ニーズにきめ細かく応えるこ とをコンセプトに建設されたもの。建物はＲＣ造（ＰｃａＰＣ工法）・杭頭免震構造・地上八階建て塔屋１ 階で、敷地面積３万3,092?、延べ床面積16万8,929?の規模。 施設内容は、各階へコンテナトラックが直接乗り入れ可能なランプウェイ２基（上り用・下り用）を備え、 一階部分に31台、１階と８階に合計210台分の普通車用駐車場に加え、八階には34台分のトラック用駐車場を 備えている。倉庫スペースは3,000?からの区分が可能で、内部の耐震壁（ブレース）を使用せずに防火シャ ッターで区画するため、フロアを広く使えると同時に、ラックやコンベアなどの作業機器の自由度の高いレ イアウトも行え、荷役の効率化を最大限まで高めることができる。また、同施設は省エネルギーを実現し、 サスティナブル自然環境保全型物流施設として、フォトロード（光触媒舗装）か外構緑化や敷地内に小型風 力発電機などを設置している。建築構造には環境負荷の低減効果の高いプレキャスト・プレストレスト・コ ンクリート工法と杭頭免震工法を応用した、プロロジスが特許を所有する最新の免震構造を採用している。 また、施設内にはプロロジスとしては初となる託児所を設置しているほか、レストランなどのアメニティ施 設、最新の防災システムなど人とモノ、そして環境にやさしく、安全で働きやすい、国際競争力の高い戦略 物流を実現する総合物流センターとして企業をサポートしてくれる。 なお、今回の「プロロジスパーク大阪?」の完成で、舞洲内で稼働するプロロジスは３棟（ほかに建設中が ２棟）となる。 プロロジス http://www.prologis.co.jp/
2007年06月15日