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「関西元気宣言」継続で全国に発信

産・官・学・公らが連携して取り組んでいる「関西元気宣言」発信運動本部 (本部長・秋山喜久関西経済連合会会長29団体30名)は2月13日、発信運動が 1周年を迎えたのを機に大阪市中央区のリーガロイヤルホテルで活動報告会や フォーラムを開き、さらに1年継続して発信運動を推進し、関西元気宣言の認 知度を全国に高めていくことなどを決めた。活動報告の後に開かれた関西元気 フォーラムには、一般参加者も含めて約330人が参加。応援メッセージを行っ た大阪府の太田房江知事、鼎談を行った近畿地方整備局の藤本貴也局長、建築 家の安藤忠雄氏、日本芸術文化振興会の津田和明理事長らによって、「関西は 元気だ」との声を高らかに宣言した。
《大規模プロジェクトいま花開くとき》 産・官・学・公らが連携して取り組んでいる「関西元気宣言」発信運動本部(本部長・秋山喜久関西経済連合 会会長29団体30名)は2月13日、発信運動が1周年を迎えたのを機に大阪市中央区のリーガロイヤルホテルで 活動報告会やフォーラムを開き、さらに1年継続して発信運動を推進し、関西元気宣言の認知度を全国に高め ていくことなどを決めた。活動報告の後に開かれた関西元気フォーラムには、一般参加者も含めて約330人が 参加。応援メッセージを行った大阪府の太田房江知事、鼎談を行った近畿地方整備局の藤本貴也局長、建築家 の安藤忠雄氏、日本芸術文化振興会の津田和明理事長らによって、「関西は元気だ」との声を高らかに宣言し た。 《秋山関経連会長ら参加し盛大にフォーラム開催》 関西元気フォーラムで、冒頭、秋山関経連会長は、「地元の経済界や行政、団体、NPOらの熱心な情報発信 運動により、関西が元気になったと認識している。全国にこの元気な輪を広げていくためにも、もう1年継続 して運動を進めていきたい」とあいさつ。元気が出てきた背景として、16日に開業した神戸空港、来年完成予 定の関空の第2滑走路、3月27日に開通予定の京阪奈新線、さらに軌道に乗りかけた大阪北ヤード開発などを 挙げ、「いま、関西の大規模なプロジェクトが花開くとき。明日の元気に向けて勢いづいている」と、関西の 明るい展望を語った。 続いて太田知事が「目に見えて元気になった、力強さが感じられるようになったという声を各方面からよく聞 く。しかし、これからが正念場。府としては、にぎわいの4つの文字をキーワードに、アジアの元気大阪発、 アジアのにぎわい大阪発を1年をかけてつくり上げていきたい。アジア主要サミットも開きたい。首都機能の 代替都市として整備していくことも必要で、今後、経済界ら関係者と連携をとりながら国に提言していきた い」と応援メッセージを送った。 《藤本局長、太田知事、安藤氏(建築家)ら参加》 鼎談は藤本局長が司会役を務め、それに安藤氏と津田理事長が答える形で進められた。藤本局長は、まず、発 信運動で発行している京阪神・3都プロジェクト「未来 関西元気地図」やパワーアップ情報誌「元気UP!  関西」などを紹介した後、「一般紙の全国版で関空などの記事は、関東での扱いが関西の10分の1ぐらい。 まだ関西は全国に十分発信されてはいない。関西のいいところや悪いところを聞きたい」と切り出した。 安藤氏は「関西のよいところは、みんなにチャンスを与えてくれるところ。悪い面は、元気はあるが知的・知 力がない。世界に発信していくものも少ない。これはまずい。関西が持つ文化の大きなエネルギーをもう一度 考え直した方がいい。また、長生きをするためには、映画館や美術館に行こうという好奇心を持つことが大 事。桜を見るのも好奇心の1つ」と語り、安藤氏が提唱して昨年から取り組んでいる中之島周辺の「桜の会・ 平成通り抜け」を紹介。これに関して「いま、約3万7,500人の一般市民から募金をいただいている。もし、 これが東京ならば3,000人も集まればいい方ではないか。その点、関西は自分たちの手でまちづくりをしよう という熱意を感じる」と語った。また、新梅田シティやハービス大阪などの建築にふれ、「新梅田シティなど は、世界的にみても評価が高い。こうした美しく面白いビルが大阪にあることを東京の人たちはまだ知らな い」と、全国に情報発信するPRの大切さを訴えた。 「桜の会・平成の通り抜け」については、大阪は市民の浄財で大阪城の再建や大阪中之島・中央公会堂の建 設、御堂筋の拡幅などに取り組んできたという背景があり、藤本局長や津田理事長も「大阪のDNAを呼び覚 ます大きなエネルギーになれば」と期待を寄せた。 津田理事長は、日本の伝統芸能振興の立場から「能、歌舞伎、文楽は世界的にも認知されている。これらは大 阪が発祥の地で、関西は芸所。東京では、伝統芸能がちょっとしたブームになっており、なかなか切符が手に 入らないとよく聞く。これに比べて大阪は劇場の入りがよくない。1年に1度は劇場に足を運んでほしい。将 来的に私は文化を地域づくりの中心に据え、産業化したいと思っている。発信運動でも文化を育てるキャンペ ーンを取り上げていただければありがたい」と要望した。 この後、近畿経済産業局の福水健文局長、関西経済同友会の松下正幸代表幹事、関西広域連携協議会の新宮康 男代表理事、関西経済連合会の寺田千代乃副会長がリレートーク形式で、産業の創出や関西の活力などについ て語った。
2006年02月21日
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