大建協が電子納品セミナー開く、約110人が参加

（社）大阪建設業協会（淺沼健一会長）では、電子納品に対する理解を深め適 正な運用を図るための「電子納品セミナー」を２月16日、大阪市中央区の大阪 建設会館で開催した。同協会土木委員会（友廣康二委員長）の主催によるもの で、会員会社の各担当者ら約110人が参加した。 「受注者から提案する電子納品のポイント」テーマに
セミナーでは、初めに主催者を代表して友廣委員長が挨拶。友廣委員長は、国土交通省はじめ各地方自治体で の電子納品の本格的な導入が拡大する中、「発注者と受注者ともにそれらに関する情報と理解が不足してお り、現状では多くの課題が生じている」とし、セミナーでは「明確な運用を進め、コスト縮減に向けた提案を 行いたい」とセミナーでの成果を今後の業務に役立ててほしい―と期待を寄せた。 セミナーではまず、“受注者から提案する電子納品のポイント”をテーマに、奥村組管理本部情報システム部 の五十嵐善一次長が講演。五十嵐次長は、近畿地方整備局が実施している電子納品システムを例に、対象範囲 から問題点、作業手順、事前協議のポイントなどを解説した。 次いで五十嵐次長をコーディネーターに'電子納品事例に見る現状と課題'と題してのパネルディスカッション が行われた。パネリストは次の通り。 ▽九日剛・熊谷組関西支店土木部副部長▽山中康司・三井住友建設大阪支店土木部課長▽永江正広・大成建設 関西支店土木部技術部技術室課長▽田上優介・大林組那賀工事事務所▽米倉英昭・鹿島建設関西支店作業所長 （敬称略）。
2006年02月22日