日刊建設新聞社.com
ニュース | トピックス | 建設業株一覧 | マーケット情報 | 建設用語辞典 | 倒産情報 | 地図 | 建設業法
 
トップページ► トピックス

香寺町立中央公民館が竣工、神崎組が施工

《多様なニーズに対応》 誰もが安心して気軽に利用できる新拠点が、コミュニティの輪を広げる―。姫 路市と合併し、3月27日から新たな歩みを始める香寺町が、総合公園に隣接す る同町土師396に建設を進めていた「香寺町立中央公民館」が完成し、あす28 日に竣工式が催される。多様なニーズへの対応を図ることができる新しい生涯 学習の中核施設は、鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積1,790.27?の規 模を有するもので、施工は(株)神崎組が担当。同社では、広大な敷地整備な ども含まれていた注目工事に一丸となって挑み、全工期無事故・無災害のうち に高品質施工を達成した。  兵庫県の中播磨に位置し、自然環境に恵まれた緑豊かな田園都市として発展を 遂げてきた香寺町。交通アクセスについても、国道312号線とJR播但線が町 の南北を縦貫するなど、比較的恵まれていることから、近年においては、農村 型から都市型へと町の様相が変化してきている。香寺町振興計画における「基 本構想」および「基本計画」に位置づけられた「活力に満ち文化のかおる香 寺」を目指して様々な施策を展開してきた香寺町。このうちの生涯学習への対 応については、生涯学習に対する町民の関心・意欲の高まり、多様化するニー ズへの要望に応えるための体制を整えることとし、それへの中核施設となる 「香寺町立中央公民館」がこのほど竣工した。
【写真上は香寺町立中央公民館、写真下は展示ホール】 これまで、社会教育活動推進のため、独自事業や自主活動グループの育成などを通じて町内全域にわたる活動 の拠点施設としての役割を担ってきた「香寺町中央公民館」は、1972年3月に香寺町行重333に完成したもの で、老朽化が進行するとともに、耐震構造上も問題があるとの指摘を受けていた。また、構造が古いことから 高齢者・障害者等の利用に不便をきたしていたし、狭隘だったために多様な講座などへの対応にも支障が生じ ていた。こうした背景の下、香寺町では公民館の建て替えを計画。これまでの公民館所在地から北へ約300mの 地点に位置する香寺町土師396の?新天地?に建設を進めた。 《生涯学習活動の新拠点》 隣接する香寺町総合公園との調和に留意するとともに、地形を生かした配置計画を施している「香寺町立中央 公民館」の構造規模は、鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積1,790.26?。1階には多目的ホール、創造 室、展示ホールなど、2階には学習室、調理実習室、子育て学習センター、講座室などを機能的に配置してい る。 一方、町民生活の高度化、情報化、国際化に対応できる情報教育や視聴覚教育に必要な機能を備えた新 しい生涯学習の場の施工を担当し、高品質に完成させたのは(株)神崎組。上長伊代次所長をはじめとする同 社ならびに各協力会社の有能なスタッフが一丸となって安全第一に注目工事に取り組み、全工期無事故・無災 害のうちに多くの関係者や町民から寄せられていた全幅の信頼に応えた。 公民館新築工事のみならず、環境センターの新築工事、旧公民館の解体ならびに駐車場整備のための切土・盛 土工事や全体で約2万1,000?にもおよぶ広大な敷地整備が含まれていたその工事は、準備工事を経て昨年6 月から本格化。敷地内にあったゴミ収集施設の解体から着手し、基礎の地盤改良を7月初旬まで続けた。これ に引き続いて基礎工事を順調に進め、7月23日に基礎コンクリート、8月3日に土間コンクリートをそれぞれ 打設。また、1階躯体コンクリートについては、同月25日に打設を終えた。 2階の躯体コンクリートは、9月20日と26日の2回に分けて打設。打設ボリュームとの絡みのみならず、化粧 コンクリート打放し仕上げのために講じた措置で、打設方法や締め固め方法などについて事前検討を入念に加 えた上で着手。施工に当たっては、高性能減水剤を使用して高強度を確保した。 また、屋根にソーラーパネルを使用していたため、雨仕舞の収まりについても施工図段階から対応策を十分に 講じて品質の向上を図った。外構工事は、整備面積が広かったため、9月中旬からラップさせた内装に先立っ て8月末から着手。昨年の12月5日に引き渡しを無事に終えた。なお、環境センター新築工事は、7月13日か ら掘削を開始したのに続いて同月27日に基礎コンクリートを打設。この後、鉄骨建方などを経て9月27日に引 き渡しを行った。 《神崎組が高品質施工・前後期無災害も達成》 「頻繁に通る工事用車両に対しても、近隣からの理解と協力には大きなものがあった」(上長所長)ことか ら、円滑な工程を確保して工期内竣工を成し遂げた(株)神崎組では、安全管理活動も緻密に展開。墜落・転 落災害、重機災害、第三者災害の防止を重点項目として定め、毎月1回開催した災害防止協議会の中で注意事 項を徹底するなどした結果、7万時間におよぶ全工期無事故・無災害を達成して有終の美を飾った。 【上長伊代次所長の話】関係各位のご支援、ご協力を賜りながら安全第一に工事を進めた結果、全工期無事 故・無災害のうちに竣工を迎えることができたのは、大きな喜び。今後は、この施設が多くの方々から愛され 親しまれていくことを願っている。
2006年02月28日
▌トピックス
| Operation | 利用規則 | プライバシーポリシー | Connect |
Copyright c 2024 nikken-times.com All rights reserved.