日刊建設新聞社.com
ニュース | トピックス | 建設業株一覧 | マーケット情報 | 建設用語辞典 | 倒産情報 | 地図 | 建設業法
 
トップページ► トピックス

阿倍野再開発の特定建築者、トーワ産業に決定

大阪市建設局阿倍野再開発事務所は3月末、阿倍野A一地区第二種市街地再開発事業(第二工区)C2−3 棟(南棟)・C2−4棟(北棟)の特定建築者を(株)トーワ産業に決めた。総延べ7,950.65平方m規模の高 齢化対応施設2棟を秋頃に着工、2007度内の竣工予定。基本設計はアール・アイ・エー・環境開発研究所・ 日建設計・吉田建築事務所・久米設計・日本開発JVが担当した。 《高齢化対応施設、秋頃に着工》 特定建築者の公募は昨年12月に実施され、両棟の事業協力者でもある同社が応募した。多胡進大阪市立大学 名誉教授を委員長とし、弘本由香里立命館大学政策科学部非常勤講師ら四人を委員とする選定委員会が、資 力・信用力や敷地譲渡対価の支払い能力など総合的な観点から審議し、同社を最優秀事業者に決定した。 「高齢化社会に対応可能な施設であり、再開発地区内の地域福祉の機能を実現できる」(多胡委員長)と評 価した。両棟は旭町一の敷地1,826.96平方mにあり、市立大学医学部の隣接地。建物は南北2棟で構成され、 ともに高さ約28m、3層構成のファザード、さらにアーチや飾り柱でボリューム感を落とさず、圧迫感を軽減 させた外観を強調している。南棟には介護付有料老人ホームとメディカルセンターを、北棟にはヘルスケア サポート付都市型コミュニティマンションと権利床の複合計画を提案している。また屋上庭園やゼロエミッ ションへの取組も行う。 施設規模は、南棟がRC造地上8階建て延べ6,098.84平方mで、有料老人ホーム(94室)とメディカルセンタ ー、駐車場(立駐18台、平面4台)、駐輪場12台を備える。また北棟はRC造地下1階地上八階建て延べ 1,851.81平方mで、住宅(47戸)と店舗、駐輪場22台を設ける。市は3月23日に太田房江大阪府知事から特定 建築者決定の承認を得て、27日に正式に同社に決めた。

2006年04月03日
▌トピックス
| Operation | 利用規則 | プライバシーポリシー | Connect |
Copyright c 2024 nikken-times.com All rights reserved.