日刊建設新聞社.com
ニュース | トピックス | 建設業株一覧 | マーケット情報 | 建設用語辞典 | 倒産情報 | 地図 | 建設業法
 
トップページ► トピックス

CFT造柱の耐火被覆低減技術を確立

国土交通大臣認定を所得 戸田建設(株)と西松建設(株)、(株)間組、(株)フジタの四社は、コンクリート 充填鋼管構造柱(CFT造柱)に吹き付ける耐火被覆(吹き付けロックウール)を、従 来に比べ二分の一以下の厚さに低減できる技術を確立し、国土交通大臣の一般認定を取 得した。CFT造柱は、鋼管状の鉄骨柱の中にコンクリートを充填した構造で、優れた 耐震性能と大きい剛性を有している。また、鋼管柱内に充填されるコンクリートの熱容 量が大きいことで、熱に弱い鉄骨と比較して鋼管の温度上昇を抑えるため、優れた耐火 性能を有しているとされている。 【写真:耐火試験状況】
しかし、CFT造柱は建築基準法の中では鉄骨造の一部と見なされ、3時間耐火で65?、2時間耐火で45?、 1時間耐火で25?の耐火被覆厚を要求されている。このため四社では、今回確立したCFT造柱の耐火被覆低 減技術に対して、財建材試験センター(建築基準法における指定性能評価機関)の耐火性能評価試験で評価を 受け、耐火構造としての国土交通大臣認定を取得したもの。 今回確立した技術は、耐火被覆の厚さを従来の半分以下(3時間耐火で30?、2時間耐火で20?、1時間耐火 で10?)にすることが可能になり、耐火被覆工事に係る資材を約50%減、工程を約40%減、コストを約30%減 にすることが可能となった。また、耐火被覆厚さが薄くなることで、オフィスビルやショッピングセンターな どでの有効面積を増やすことができる。各社は、新築工事の数物件にこの耐火被覆低減技術の適用を計画して おり、高層オフィスビルや集合住宅、百貨店、ショッピングセンター、倉庫等にも幅広く適用していく予定。
2006年04月24日
▌トピックス
| Operation | 利用規則 | プライバシーポリシー | Connect |
Copyright c 2024 nikken-times.com All rights reserved.