CV拡幅工法による分岐合流部の地中接合工法、実証試験で良好な結果
実証実験では、実験装置は実機で用いるテールシールを二段設置し(泥水室、パデグリス室、大気室の3室 に分割)、泥水圧を昇圧することによって、耐水圧を確認できる構造とした。また、パテグリスを適宜打ち込 む(充填)とともに、実際の拡幅、縮幅を模擬できるように、スライドバーをジャッキで伸縮(ストローク量 800?)できる機構を設けた。 実験状況及び実験後のデータ分析により?大気圧下においてテールシール拡幅、縮幅作動に問題がない?泥水 圧の昇圧においての耐水圧(最大0.5MPa)を確認?泥水圧下での拡幅、縮幅作動に問題がない?拡幅、縮 幅作動時においてパデグリスの圧力管理により、泥水圧保持が可能―などを確認。さらに、今回の一連の実験 を通して実用化に向けての課題の抽出を行い、実機への適用に対する対応が可能であることも確認した。 奥村組ら3社では今後、地中接合工法全体のさらなる高度化を進め、大深度・大断面を対象とした道路トン ネルの地中接合工法として、3社で積極的に技術提案を行い、実プロジェクトへの営業展開を図っていく考 え。 【写真上:公開実証試験の状況】 【図:CV拡幅工法の概要図】
2006年06月23日
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