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大阪市交通局・境川用地の定期借地権方式事業コンペ、大和ハウス・きつこう会グループに決定

◇◇◆大規模な商業施設、総合病院を建設◆◇◇ 大阪市交通局が実施した市バス九条営業所跡地「境川用地」(大阪市西区九条南1−12、敷地面積1万 3,700.36?)の定期借地権方式による事業提案競技で、大和ハウス工業(株)を代表事業者、共同事業者に 医療法人きつこう会とするグループに決まった。健康・スポーツをテーマとした複合商業施設と、地域医療 の中核となる総合病院の組み合わせが、応募四件の中から高い評価を受け、2者は最も高い月額賃料を提示 した。今年12月以降に着工し、商業施設は2008年12月、総合病院は2010年2月の開業を目指す。 大和ハウス工業は、20年間の事業用定期借地権。借地面積6,007.58?に健康・スポーツをテーマとした複合 商業施設を建設。一平方?当たりの月額賃料は1,191円。きつこう会は、52年間の一般定期借地権、借地面積 7,692.78?に地域医療の中核となり、災害時には地域の医療拠点病院としての機能を整備する総合病院を建 設する。月額賃料は1,226円。 施設は「商業施設」「総合病院」「駐車場」の3棟で構成。構造規模は商業施設がS造四階建て、建築面積 4,720.30?、延べ床面積1万8,436.22?。総合病院がRC造12階建て、建築面積2,525.38?、延べ床面積2 万2,351.13?。駐車場がS造六階建て、建築面積2,418.44?、延べ床面積1万4,016.95?。 事業の主な特色は、ドームと連携の図れる商業機能を導入し、健康・スポーツイベントの共同開催、販売促 進活動などを通じて、ドームシティ全体の賑わいを創出すること。業種業態は、地元商店街との共存共栄に 配慮するとしている。具体的に商業施設は、予防から治療まで体と心の健康づくりを多方面から支援する健 康増進サービスの提供として、スポーツクラブ、クリニックモール、ドラッグストア、リラクゼーションサ ロンを計画。これらをサポートするスポーツショップ、レストラン・カフェなども設置し、健康・スポーツ のテーマに沿った業種の導入を図る考え。 総合病院は災害時や地域医療の拠点となる病院を整備。災害時のトリアージスペースの確保、簡易ベッドの 自主装備などによる患者受け入れ体制を構築し、避難所となるドームや消防局、交通局との連携を図る。 駐車場は、商業施設と総合病院の間に配置して両者の共同利用とする。オープンスペースは、境川交差点に エントランスプラザを配置し、岩崎橋地区の西側の顔として賑わいを演出。病院のポーチ部分をストリート プラザとして緊急時の利用に加え、オープンスペースとしてアメニティ豊かな歩行者空間としても活用を図 る。3階ドームデッキの接続部はデッキプラザとし、ドームからのアプローチを確保し、災害時にはトリア ージスペースとして活用する方針。 このほか各施設に屋上庭園を配置し、憩いや安らぎ空間の充実を図り、近隣高層ビルからの景観にも配慮。 また、外壁デザインの分節化を行い、圧迫感の軽減を図り、看板やサインのコントロールを行うことで統一 感を持たせる。さらには難波境川線沿いにガラスのファサードを設け賑わいを街に広げ、夜間景観としても ガラスファサードからの光が街の賑わいの演出と夜間の防犯に対して効果を発揮できるなど、 魅力ある賑わいを創出するとしている。

2007年04月26日
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