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日本都市計画家協関西、京町家の研究会招きセミナー

◇◇◆歴史・文化を活かし、寺内町(富田林市)を再生 ◆◇◇ 富田林市・寺内町の貴重な景観や町家の保存・再生を目指した活動が、いま 専門家や市民の手で進められている。こうした中、京町家の再生を参考に寺 内町のまちづくりを考えてみようという交流見学会やセミナーが8日、富田 林市のじないまち交流館で開かれた。主催は関西交流セミナーを定期的に開 いているNPO法人・日本都市計画家協会関西支部(小林郁雄支部長・神戸 山手大学教授)。 富田林市は、同関西支部が昨年11月に発足したゆかりの地。今回(第3回 目)は「歴史・文化を活かしたまちづくり」のテーマのもと、 まず、セミナ ーに先立ち寺内町を見学。歴史に詳しい富田林市職員の解説を聞きながら、 四層の大屋根が特徴な旧杉山家住宅(江戸時代に酒造業として栄えた象徴的 な建物。1983年に国の重要文化財に指定)など、いまも歴史・文化が息づく 重要伝統的建造物群保存地区(1997年10月に国が指定)をつぶさに見て回っ た。道路は「日本の道百選」にも選ばれている。
セミナーには、富田林市の多田利喜市長も顔をみせ、冒頭、「寺内町を存分に楽しんでもらいたい。年々雰 囲気も変わり、全国からの注目度も増してきた。今後は歴史資産を保全活用しながら駅前広場の整備を進 め、富田林市の新しい顔づくりを進めたい」とあいさつ。その後、座論で招待された京町家再生研究会メン バーと富田林のまちづくりメンバーが、それぞれ町家再生への考えを語った。 京町家再生研究会メンバーの松村篤之介さん(京町家友の会会長)は「京町家で3世代にわたって住んでい る。町家は次世代に伝えていかなければならないが、時代の変遷で大きな課題に直面している」と世代の継 承問題を指摘。富田林のまちづくりメンバーの橋川光司さん(寺内町をまもりそだてる会会長)からは「駅 前再開発(断念)で準備組合まで出来た時は、複雑な気持ちだった。いまでも多くの住民は、喧騒のまちに はなってほしくないと思っているはず。住んでこそまちであり、寺内町は生活のにおいがするまちでありつ づけたい」と愛する寺内町の熱い思いを語った。 また、参加者から「寺内町には立派な町家が多い。しかし、時間が止まったままで元の形のまま残ってい る。京町家は生き続ける町家として、現代風の暮らしが続いている。町家を再生するために改修を優先させ てきた」、「空き家解消は不動産の証券化も有効」といったアドバイスもあった。 コメンテーターの宗田好史・京都府立大学准教授は「寺内町も京町家も高齢者が多い。空き家の発生率もほ ぼ同じ。文化を忘れて古い町並みだけが残ってきた。文化は人間の心であり、建物から得られるエネルギー である。そういった感性を持つことが大事。そして、みんなで文化を守り、育てていかなければいけない」 と語っている。
2007年09月13日
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