５団体関西の講習会 基準遵守で活動を

 火薬類管理者ら約100人が参加  ５団体合同安全公害対策関西支部（國井義彦支部長）の「火薬類管理者講習 会」が２日、大阪市中央区の大阪府立労働センター（エル・おおさか）で開 催された。火薬類消費現場での効果的な保安教育の実施に向け、同支部火薬 類対策部会（岡田満部会長）が主催したもので、講習会には会員各社の担当 者ら約100人が参加した。 講習に先立ち、挨拶に立った岡田部会長は、「火薬類保安管理のレベルは 年々向上してきている」と各社の取り組みを評価し、さらなる管理活動の徹 底を要請。「今後も支部が発刊したテキストを教材として活用し、またこの 講習会での成果を明日からの管理活動に活かしてほしい」と、今後の取り組 みに期待を寄せた。 講習会では、初めに５団体本部の田中敏・火薬類対策部会参事が、‘火薬類 消費現場の自主基準について’をテーマに講演。田中参事は、「火薬類の取 扱いを誤ると大変なことになる。５団体では、厳しい自主基準を定めてお り、これをよく読んで活動してほしい」と述べながら、基準の改正点や点検 管理でのポイントについて解説した。
このほかの講習内容は次の通り。 　 ▽「電動ファン付き防塵マスクの取扱い留意点」 市橋誠・興研本社安全衛生ディビジョンセクションリーダー、森田亨・ミドリ安全 ▽「火薬類の盗難防止について」 中尾太・大阪府警察本部生活保安部保安課鉄砲火薬第２係長・警部補 ▽「火薬類の消費現場における保安管理の実態について」 樋口隆・佐藤工業（末宗トンネル作業所長）
2007年11月05日