関空2期工事 KALD、アンダーパス、護岸工事などを推進
次いで、坂井彰参事から工事概要の説明を受けた後、現場を視察、中央部と北側のアンダーパス工事と2期 島北側での造成工事の様子を見て回った。中央部のアンダーパス工事は、「造成工事(その9)」として実 施されている。この工事は、1期島と2期島の間にある内水面上に建設が予定されている第二旅客ターミナ ルのボーデンブリッジの直下に、南北方向に延長427mの道路を整備するもの。道路は、幅20m、高さ10mの コンクリートボックス構造内に、中央に分離帯を挟み幅員3.5m×2車線を建設する。 コンクリートボックスは、底版コンクリートと壁コンクリート、頂版コンクリートで構成、延長297mを16ブ ロックに分割して構築され、10月には頂版コンクリートの打設を完了する予定。また、「造成工事(その 10)」として行われている北側アンダーパスは、1期島と2期島をつなぐ北側連絡誘導路と2期島の幹線道 路との交差部で、中央部と同じくコンクリートブロック構造とし、施工は13ブロックに分割して実施されて いる。 2期島北東部で行われている「揚土(その7)」では、2次揚土工を実施。揚土船により仮置された土砂を ダンプで運搬、敷き均し後、振動ローラーで10層にわたり転圧するもの。また、同工区に接して「護岸築造 (その13)」が予定され、現在は揚土区域との間に締切堤を築造中で、6月には締切が終了する。 このほか2期島では、既に完成している南側アンダーパスはじめ、A(850m)とB(260m)の共同溝、雨 水排水管の地中構造物工事が進めれている。これら工事は当初、埋立完了後に計画されていたが、埋立工事 と並行して実施することにより、掘削や仮設工事が不要となり工期短縮とコスト縮減が図れ、安全性も向上 することから、KALDが実施している。
2008年05月23日
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