日刊建設新聞社.com
ニュース | トピックス | 建設業株一覧 | マーケット情報 | 建設用語辞典 | 倒産情報 | 地図 | 建設業法
 
トップページ► トピックス

関空2期工事 KALD、アンダーパス、護岸工事などを推進

 創意工夫で成果積み上げ  関西国際空港用地造成?(KALD)では、関西国際空港2期用地造成工事 の進捗状況と今年度の工事概要についての説明会と現場視察を20日、現地で 開催した。今年度は、中央部と北側でのアンダーパス工事の地中構造物工事 と埋立や護岸の用地造成工事を実施するとしている。 初めに挨拶に立ったKALDの古土井光昭専務は、1999年7月の工事着工以 来、「一期に学び、1期を超えるをモットーとし、早く安く良いものを合言 葉に、関係者の協力を得て工事に取り組み、その成果が昨年8月の第2滑走 路オープンとなった」とこれまでの取り組みを振り返った。 また、護岸築造から埋立、揚土工事においてはさまざまな創意工夫がなさ れ、「それら取り組みに対して土木学会技術賞など各賞を受賞した」とその 成果を語り、第2滑走路供用後も第2旅客ターミナルや北側連絡誘導路の建 設に向けた用地造成工事などを実施、「着工以来現在まで、約3,300万時間無 事故を継続している」とし、今後も継続して工事を進めていくとした。
次いで、坂井彰参事から工事概要の説明を受けた後、現場を視察、中央部と北側のアンダーパス工事と2期 島北側での造成工事の様子を見て回った。中央部のアンダーパス工事は、「造成工事(その9)」として実 施されている。この工事は、1期島と2期島の間にある内水面上に建設が予定されている第二旅客ターミナ ルのボーデンブリッジの直下に、南北方向に延長427mの道路を整備するもの。道路は、幅20m、高さ10mの コンクリートボックス構造内に、中央に分離帯を挟み幅員3.5m×2車線を建設する。 コンクリートボックスは、底版コンクリートと壁コンクリート、頂版コンクリートで構成、延長297mを16ブ ロックに分割して構築され、10月には頂版コンクリートの打設を完了する予定。また、「造成工事(その 10)」として行われている北側アンダーパスは、1期島と2期島をつなぐ北側連絡誘導路と2期島の幹線道 路との交差部で、中央部と同じくコンクリートブロック構造とし、施工は13ブロックに分割して実施されて いる。 2期島北東部で行われている「揚土(その7)」では、2次揚土工を実施。揚土船により仮置された土砂を ダンプで運搬、敷き均し後、振動ローラーで10層にわたり転圧するもの。また、同工区に接して「護岸築造 (その13)」が予定され、現在は揚土区域との間に締切堤を築造中で、6月には締切が終了する。 このほか2期島では、既に完成している南側アンダーパスはじめ、A(850m)とB(260m)の共同溝、雨 水排水管の地中構造物工事が進めれている。これら工事は当初、埋立完了後に計画されていたが、埋立工事 と並行して実施することにより、掘削や仮設工事が不要となり工期短縮とコスト縮減が図れ、安全性も向上 することから、KALDが実施している。
2008年05月23日
▌トピックス
| Operation | 利用規則 | プライバシーポリシー | Connect |
Copyright c 2024 nikken-times.com All rights reserved.