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中之島ダイビル新築工事 大規模現場見学会

(社)建築業協会関西支部(奥村太加典支部長)は12日、鹿島の施工によって工事が進 められている中之島ダイビル新築工事・旧関電ビルディング地下残置躯体除却工事現 場(大阪市北区中之島3−1)で建築系大学生を対象に大規模現場見学会を開催し た。 京阪神の建築系大学生20名が参加した見学会ではまず、同支部総務広報専門委員長の 山本好洋・(株)淺沼組本社総務部課長が主催者を代表して挨拶に立ち、「ものづく りの原点に触れることで建設業の魅力を感じ、有意義な時間を過ごしてほしい」と述 べたほか、糟谷正則工事事務所長が「現場ではいかに建物をつくり込むかを考え、か つ利益を出すための工夫改善が重ねられ、非常にやりがいがある。皆さんもぜひ建設 業に進んでもらいたい」と挨拶した後、北恵二副所長がSRC−PC柱の検討及び施 工要領や地下躯体逆打ち工法要領などを含めた工事概要を説明した。
中之島ダイビルは大阪市の「中之島西部地区開発構想」に基づき、大阪のランドマークとなる建物を創出す るもので、先月開業した京阪電鉄中之島線「渡辺橋駅」と、地下鉄「肥後橋駅」と接続されることで、交通 面の利便性も期待されている。外に張り出した柱・バルコニーがひさしの役割を果たし、眺望と明るさを確 保しながら日射を遮蔽、断熱性の高いLow−E複層ガラスを採用し空調負荷を抑制するエコロジカルファ サードとし、柱を窓より外側へ設けることにより、室内に無柱・整形空間が実現。デットスペースがなくな り、効率的なレイアウトが可能という。 ビルはS(一部RC、SRC)造地下2階地上35階塔屋3階、建築面積2,693・04?、延べ7万9,467・08 ?、最高高さ160mの規模で、工期は2006年10月から2009年3月の予定。設計は日建設計。地下1階は駐車 場、機械室、1階はエントランス、2・3・5階は店舗、カフェテラス、6から35階は事務所。進捗率は 74・7%(11月10日現在)。学生らは、LGS組立、システム天井(照明結線)などが進む現場内をスタッ フに質問したり、写真撮影するなどしながらつぶさに見て歩き、見学後は質疑応答の後、「大規模な現場 で、建築の持つ圧倒的な影響力を感じた」などの感想を述べていた。
2008年11月18日
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