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UR、「大阪竜華都市拠点土地区整事業」竣工

都市計画道路、多目的広場など整備 都市再生機構西日本支社は27日、施行者として1997年9月から進めてきた大 阪府八尾市における大阪竜華都市拠点土地区画整理事業の完了を記念して 「八尾都市計画事業大阪竜華都市拠点土地区画整理事業竣工記念式典」を同 事業区域内多目的広場で開催した。式典には、同支社の嶋田征次支社長はじ め関係者多数が出席し、施設目録引渡し、記念碑除幕などを行った。 《盛大に記念式典》 式典ではまず、嶋田支社長が挨拶に立ち「事業の完了は関係者の方のご指導 とご協力の賜物」と感謝の意を述べ、同事業について「都市機能更新も着々 と進められており、次の世代につながる新都市拠点は着実に出来上がりつつ ある。機構として今後も竜華地区のようないい仕事を展開していきたい」と 語った。【写真上:記念碑の除幕/下:大阪竜華都市拠点土地区の現状】
続いて、同機構大阪東部都市整備事務所の堤正尋所長による事業概要報告が行われた後、来賓祝辞では太田 房江・大阪府知事が「事業の竣工は都市拠点として成長を遂げる節目となるもの。さらに活力と魅力あふれ る地区となり、大阪府の元気を発信し続けてほしい」(代読=梶本徳彦副知事)、また柴谷光謹八尾市長が 同事業の経緯を紹介しながら、「さらに機能的で魅力的なまちを目指し、商業複合用地における施設誘致を 進めていきたい」と述べ、引き続き嶋田支社長から柴谷市長へ施設目録の引渡し、また関係者による記念碑 除幕などが行われた。 《次世代の新都市拠点に》 大阪都心から南東に約13?の八尾市西部に位置し、JR関西本線久宝寺駅に隣接する施行面積24.6haの大阪 竜華都市拠点地区は、1938年10月開業、1984年2月に機能停止された竜華操車場ヤード跡地と、大規模工場 等を主とした区域(八尾市北亀井町2、北亀井町3、龍華町1、同2の各一部)。1991年策定の大阪府新総 合計画及び、八尾市総合基本計画で位置づけられた大阪府内陸部の新都市拠点を創出することを目的に、大 阪府、八尾市から要請を受け住宅・都市整備公団(都市機構の前身)が1997年9月に事業計画認可を得て、 1998年12月に都市計画決定(地区計画)・変更(用途地域)、2005年7月に事業計画変更(第4回)認可を 経て、2006年1月、換地処分公告により事業完了となったもの。同事業の事業期間は1997年9月16日から 2011年3月31日(清算期間5年を含む)、人口計画は就業人口約4,800人、居住人口約600人。東西に細長い 地区を西側から「産業業務」「公益・文化」「商業複合」「都市型居住」の4つのゾーニングに設定し、基 盤整備を実施した。総事業費は約239億円。八尾市に引き渡された施設概要は次の通り。 ▽都市計画道路竜華東西線=延長1,405.6m、3万2,468.24平方m▽同久宝寺南駅前線(駅前広場)=延長 1,011.0m、2万1,106.78平方m▽区画道路1から7号線=延長計961.7m、面積計8,374.71平方m▽龍華町東公 園=4,756.49平方m、北亀井町公園=2,644.99平方m、龍華町西公園(多目的広場)=3,700.03平方m、JR関 西本線久宝寺駅南自転車駐車場(2,205台収容) 同地区では、このほか2004年5月に開院した八尾市立病院(380床)、大阪府の下水処理場である竜華水環境 保全センター(2010年度以降全面稼動見込み)などが整備されているほか、八尾市が駅前に所有する宅地約 1.8haにおいて、地区の中核的施設となる商業施設事業コンペを一般公募型事業計画提案競技と買受希望価格 見積の併用方式により実施している。5月12日に事業提案審査申込受付締切、6月下旬に優先交渉権者決 定、9月下旬に土地譲渡契約の締結を行う予定。
2006年03月30日
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