大阪府建設業暴力追放推進大会、関係機関との連携強化を
大会では、初めに主催者を代表して淺沼会長が挨拶。浅沼会長は、暴力団等の資金源獲得手段が巧妙化してき ているとし、「不当要求行為や工事妨害など、健全な建設業者の事業活動を阻害していることは断じて許すこ とはできない」と強調、「不法・不当要求に対しては勇気を持って対応し、警察への通報など反社会的勢力の 資金源を確実に断ち切る必要がある」と呼びかけ、暴力排除活動を積極的に推進し、「府民や社会から一層の 信頼を得られるよう努力しよう」よ呼びかけた。 来賓祝辞では、近畿地方整備局の藤本貴也局長の「業界の健全な発展のためには暴力団排除は重要。行政や警 察などとの情報交換により連携を図り、排除に向け努力していこう」との言葉が披露され、太田房江・大阪府 知事からは、「建設業が魅力ある産業となるためにも暴力団排除は重要で、府としても取り組みを強化してい る。今後も排除へ向けた尽力をお願いする」とのメッセージが寄せられた。 また、大阪府警本部の小土手重行・管理官と財大阪府暴力追放センターの高群哲也・専務理事が、大会を契機 として各機関がそれぞれ連携し、暴力団追放への取り組みを推進してほしいと要請した。 この後、本庄正史副会長が大会決議を読み上げたほか、弁護士の菅原英博氏の講演「最近の暴力団情勢と建設 工事に対する暴力団等の介入ついて」、大阪府契約局総務課観察グループの田邊寛治・課長補佐による大阪府 暴力団等排除措置要項の解説が行われた。
2006年10月06日
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