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中之島線、来年秋の開業へ 駅デザインも決定

中之島高速鉄道(株)(坂本富司雄社長)と京阪電気鉄道(株)(上田成之助社長)では、現在建設中の中 之島線で当初、2008年度内としていた開業時期について、このほど「2008年秋を目指す」と発表、併せて同 線各駅のデザインを決定した。開業時期については、これまでの工事進捗が順調に来たことに加え、工期設 定に大きな影響を与えるシールドトンネル工事が10月31日に全工区貫通したことから、施設の全体完成まで のスケジュールに目途が立ったことによる。 中之島線は、大阪市北区・中之島の大阪国際会議場から京阪天満橋駅までの約2.9?の全線地下方式として、 2003年5月から工事に着手している。事業は、中之島高速が建設・保有主体として資金調達と工事を行い、 京阪が鉄道施設の運行主体として使用、その使用料で借入金の償還を図る償還型上下分離方式で実施されて いる。 一方、駅デザインは、軌道敷設工事や電気工事、設備工事などの進捗に伴い内装工事の段階に入ってきたこ とから決定した。デザインは、文化・ビジネス拠点であり、水都大阪のシンボルゾーンでもある中之島エリ アに相応しいものを、との観点から「水都大阪のゲートステーションの構築ー水辺への導入空間」をテーマ に検討を重ねてきたもの。 中之島線には、なにわ橋・大江橋・渡辺橋・中之島の4駅が設置されるが、その全てに共通するコンセプト として、開札外コンコースを「木(無垢)」や「ガラス」等を主要素材に用いた仕様とした。 ガラスは、そのきらめきから川面を流れる「水」を象徴する素材として、「木(無垢)」は、公園の木々や 街路樹などを表現するとともに、国際都市に求められる「和」の感覚や落ち着いた「大人の街」としての中 之島にふさわしい駅を象徴する素材として使用するもの。 このほか、各駅ホーム部分には、それぞれの街を代表する素材を対向壁に使用することで差別化を図るとと もに、車窓からの風景を演出するとしている。

2007年11月21日
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