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進化する大阪港の姿3−南港東地区岸壁

大阪港では、本来の機能である港湾施設の拡充はもとより、「人・モノ・情 報」や「住・職・遊」に至る各種の機能が集積し、大阪港の開発を先導する役 割も果たしている。中でも、沖合いに展開する咲洲・舞洲、夢洲の各人工島で は、多様化・高度化するニーズに応じた開発が進められ、特に夢洲では「スー パー中枢港湾」の形成を目指した整備が実施されている。また、津波をはじめ とする災害への備え、臨港道路としての夢洲トンネルや新たな最終処分場とな る新島の造成など、現在も将来を見据えた施策が推進されている。
南港東地区岸壁、ケーソン2函を据え付け 大阪港の内港である平林地区で整備が実施されている「南港東地区岸壁」では今年度、ケーソン2函が据え付 けられた。 同地区は従来、貯木場として使用されていたが、原木の取り扱いから加工品への転換が進み、また木材はじめ 鉄鋼、アルミ、バルク(ばら荷)貨物運搬船の大型化へ対応するとともに、再開発に伴い廃止が予定されてい るドルフィン・ブイで取り扱う貨物を集約するため、「多目的海上ターミナル」として整備が予定されてい る。 《多目的海上ターミナルを計画》 計画では、ターミナル岸壁を国土交通省が整備を行い、背後地を大阪市が整備する。国交省が整備するターミ ナル岸壁は、コンクリートケーソンで構築する延長260m、水深13mで、工事は平成12年に着手された。 工事では、平成15年度までに流出防止柵設置や波除堤防撤去工、ケーソン3函分にあたる8m〜13.7mの暫定床 掘工、さらにサンドコンパクションパイル(SCP)による地盤改良工などを実施し、16年度には床掘工と基 礎捨石工及び均し工とともに、昨年1月13・14日にケーソン2函を据付けたもの。 ケーソンは、長さ約23m、奥行き17m、高さ25.7mで重量は約2,500トンの規模。護岸はケーソン12函で構築し、 今回は2函で約46mが整備された。完成は概ね平成21年度をめどとしているが、経済情勢並びに社会動向に考 慮しながらのものとなる。 【写真:南港東地区岸壁の現況】
2006年01月03日
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