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関西大学と近畿地方整備局の先端技術交流会

それぞれの最先端技術を紹介 関西大学と近畿地方整備局の先端技術交流会議が18日、大阪市内のホテルで開 かれた。関西大学からは都市環境工学科を中心とした研究開発の動向と先端技 術の具体的事例が紹介された。一方、近畿整備局は技術開発の取り組み、活用 事例の紹介と現場での技術的課題を提起した。 冒頭、近畿整備局の足立敏之企画部長は「建設業界を取り巻く環境が厳しいに も関わらず、国民の信頼を失うあらゆる出来事が生じている。いま一度、原点 に戻り、我々が持つ『技術』を確認して、ちょっとでも国民の信頼が回復でき るように学官連携を強化させ技術研究に取り組み、社会資本整備の確かな推進 を図りたい」と話した。また、「会議を実りある第一歩にしたい」と挨拶し た。 【写真上:先端技術交流会議のもよう】 【写真下:挨拶する足立企画部長と土戸教授(右】
続いて関西大学の土戸哲明工学部生物工学科教授(工学部長兼大学院工学研究科長)が、「環境先進企業や研 究開発機関との連携を深めて、社会貢献できるような先端技術の研究開発に乗り出したい」といい、今後も 「シーズある技術を提供して技術の発展につなげたい」と語った。会議は、近畿整備局の技術開発の取り組み から紹介された。この中で学・官連携の1つの成果として京都大学との共同による「三次元電子地図システ ム」を披露した。これは3次元デジタル地図を核に大画面などで様々な情報を共有できる画期的なシステム で、河川・道路など公共施設管理に災害規模の把握、防災監視、非常時誘導などに応用できる。他に、先端技 術に関するニーズの例などが報告された。 次いで、関西大学からは研究開発の動向として、「光ファイバーによる斜面防災モニタリングシステム」、 「管理会計手法を用いたアセットマネジメント」、「補強土工の補強メカニズムと設計手法」など具体的事例 12件が、スライドを使用して詳しく解説された。 この後、近畿整備局の課題などの提起として、淀川河川事務所から「河川環境調査 特定外来種の分布調査及 び駆除方法」が、また、兵庫国道事務所交通対策課から「夕暮れ時の事故対策に光る標識、光る路面表示で注 意喚起」が、それぞれ担当者から説明された。また両者間で活発な意見交換が行われた。
2006年05月22日
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