平城遷都1300年記念事業、シンボルマーク誕生
また、記念事業の精神を、未来の街づくり、人づくりへと継承していく戦略プロジェクト(新・平城京プロジ ェクト、世界遺産プロジェクト、奈良ユビキタスプロジェク)を展開。100年に一度、1000年に一度の機会を 捉え、事業テーマの「歴史文化との対話と交流」を地球規模で推進していく「平城遷都1300年記念事業」の開 催期間は2010年1月1日から12月31日までの1年間(平城宮跡事業は2010年春から秋までの半年間程度)で、 1,500万人の集客(平城宮跡事業は500万人)を見込んでいる。 日本の歴史文化と奈良のアイデンティティを国の内外に発信し、より多くの共感と賛同の輪を広げていく「平 城遷都1300年記念事業」のシンボルマークを作成したのは、グラフィックデザイナーの廣村正彰氏。デザイン コンセプトは、世界の多くの人々を招き入れる温かい掌(たなごころ)、?Welcome Hand?。こ の掌は、文明を伝えた手、異文化を受け入れる手、数々の建造物や国宝を創り出した先人たちの手であり、い わば、1300年の時の遺産をつむいできた悠久の手といえるもの。文化交流の象徴である唐草模様と様々な仏た ちの「施無畏印」(せむいいん)をモチーフにした浪漫、慈愛に満ちた掌を通じて、人々の緊張を和らげると ともに、未来の日本、世界の平和への願いを発信していく。
2006年10月19日
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