都市再生機構「2007年度研究報告会」を開催

◆「団地再生ルネッサンス」テーマに◆ 都市再生機構西日本支社は25日、大阪市中央区のテイジンホールで「2007年度研究報 告会」を開催した。国土交通省住宅月間の全国行事の一環で、機構、都市住宅技術研 究所が実施した調査研究成果を社会に還元する場として開催されたもので、福永清支 社長はじめ一般を含む関係者ら約250名が参加した。「団地再生ルネッサンス」がテー マの今回の研究報告会ではまず、福永支社長が「まちづくりに関し、行った調査や研 究を広く紹介するとともに、その内容を日頃の業務の参考にしてもらえれば」と挨拶 を述べた。 続いて研究報告に入り、「2005年ＵＲ賃貸住宅居住者定期調査特別分析 ストック活 用および安心・安全性の向上に関する分析 」では、住民の不満への対応策として、 今後はルネッサンス計画（住棟単位での改修技術の開発）で水廻り・住宅広さ・共用 部改善等の改修技術開発を推進するとした。
このほかの研究報告は次の通り。 ▽地方都市再生とコンパクトシティに関する検討調査（地方都市圏と中心市街地活性化） ▽ルネッサンス（清瀬実験棟他の取組み） ▽楽隠居インフィルの試行に係る改修技術に関する研究 ▽賃貸住宅建替事業における住民参加によるみどり資産の活用の取組みについて ▽環境共生技術に関するデータ収集及び蓄積等調査研究（雨水浸透25年検証）
2007年10月30日