新名神高速道路が開通 ダブルネットワーク形成へ
続く来賓祝辞では、冬柴大臣が、「この道路は人と物を結ぶもので、部分開通とはいえ、三重県と滋賀県へ の企業立地が進み、地域の再生と活性化に大きく寄与するものと期待される」と述べ、さらに名神高速の渋 滞緩和など、「計り知れないメリットを受ける」として、さらなる整備推進への協力を呼びかけた。また、 滋賀県の嘉田由紀子知事は、「この開通は甲賀地区のみならず、滋賀県全体の発展につながるものだ」と し、三重県の野呂昭彦知事も、「新たな動脈として観光振興にも期待できる」と、それぞれその効果にに期 待を寄せたほか、地元選出の国会議員らから祝いの言葉が披露された。 次いで工事経過報告に続き、NEXCO中日本の矢野会長が、お礼の言葉を述べた。矢野会長は、予定より 1年早い開通に対し、地元と工事関係者に謝意を表すとともに、高速道路のダブルネットワーク化による中 部と関西の連携強化とサービスの向上など、開通による効果を上げながら、「今後は未開通区間と新東名高 速を早期に開通させ、新名神と一体となる日本の物流の重要な基軸とすることが次の大きな使命だ」とし、 今後のさらなる支援と協力を要請した。 この後、本線上に場所を移し鋏入れ式が行われた。地元小学生児童らによる鈴鹿馬子唄披露や風船包天に続 き、冬柴大臣はじめ、嘉田・野呂両知事、石田・矢野両会長ら19名が合図とともに紅白のテープに鋏を入れ るとクス玉が開披され、見守っていた出席者から大きな拍手が巻き起こった。テープカット終了後は、通り 初めとなるパレードが行われた。
2008年02月27日
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