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新形式の連続立体高架橋構築工法を開発―戸田建設とジオスター

新形式の連続立体高架橋構築工法を開発 工期を2分の1に短縮 戸田建設とジオスター 戸田建設(加藤久郎社長)とジオスター(篠原喜代司社長)はこのほど、 (財)鉄道総合技術研究所の技術指導のもとでプレキャストアーチ式高架橋 「すいすいSWAN(スワン)工法」(Segment Wings for an Arched New− bridge)を共同開発した。
今回の「すいすいSWAN工法」は、フルプレキャストで構築するにはどのような高架橋構造が望ましいかと いう新発想から生まれた工法。従来の梁・スラブ一体構造に対して、開腹型アーチ橋形式を応用したスラブ・ アーチ梁の分離形式とすることで、フルプレキャスト化による急速施工を実現し、アーチ梁の曲線美が映えた 景観配慮型の新しい高架橋形式となっている。 同工法の大きな特徴は、プレキャスト部材の分割法にある。基礎杭及び地中梁の施工は場所打ちコンクリート だが、地上部はすべてプレキャスト部材を組み立てて構築する工法であり、運搬上の制約から短辺幅3.0m・ 重量30トン以下となるように、スタンド、半割アーチ梁、橋梁、スラブの3種類の部材で構成している。 このうちスタンド部材は、従来工法における柱の役割を果たし、アーチ梁を支持する。半割アーチ梁は、同工 法の最も象徴的な部材であり、組立・接合性を考慮して左右の半割アーチを1つのピースとして製作したも の。横梁・スラブ部材は、橋軸直角方向の剛性を確保するための横梁とスラブの役割を担い、アーチ梁上に設 置する。各部材同士の接合は、鉛直方向の接合にはスリーブ継手、水平方向の継手にはループ鉄筋継手の採用 を前提とし、両継手工法とも実績豊富で信頼性の高い接合方式となっている。 同工法による施工では架設に使用する重機はトラッククレーン、継手部の接合作業には高所作業車を使用する ため、基本的に足場・支保工が不要。スタンド間をトレーラーが進入して部材搬入するため、クレーンが旋回 することなくすべての部材を架設でき、施工時に必要となる占用幅は高架橋の幅員内ですむ。 同工法のメリットをまとめると?プレファブ工法のため工期の短縮、省力化が図れる(従来工法の約2分の1 に改善)?施工時占用幅を縮小できる(基本的には高架橋幅員内の作業スペースで施工が可能)?アーチ梁形 式のため従来のラーメン構造に比べ、構造的合理性を追求でき、断面のスレンダー化及び躯体重量を軽減でき る?部材の大半が工場製作のため、高品質で環境にやさしい施工を実現できる?アーチ梁形式のもつ曲線美に より景観特性を向上できる―など。 戸田建設とジオスターでは現在、設計体系の整備を完了し、実物大供試体による組立試験を計画中であり、今 後、同工法の実用化推進により社会資本整備向上に貢献していく考え。 【右上図は、すいすいSWAN工法の構造及びプレキャスト部材分割イメージ】
2006年01月21日
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