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大建協・石綿除去施設見学会

◇◇◆ コンスッテク社のモデルルーム ◆◇◇          アスベスト対策設備に触れる    社大阪建設業協会(淺沼健一会長)は6日、会員会社を対象とした「石綿除去 施設見学会」を開催した。 同協会環境委員会(斎藤久克委員長)が主催したもので、今回は、アスベスト 除去での実績を有する?コンステック(大阪市中央区)のモデルルームで行っ たもので、会員各社の担当者ら約60名が参加した。 コンステックでは、約20年前からアスベスト除去工事を手掛けており、工事 に使用する装置や設備などを実際に見てもらうためにモデルルームを開設して おり、見学会ではそれらの使用法や役割についての解説が行われた。 初めに、同社アスベスト対策センターの小幡良男統括が、アスベストの種類や 使用されている場所、有害性などについて説明。小幡統括は、アスベスト問題 は以前から指摘されており、1昨年からの健康被害で社会問題化し、昨年から
は規制が強化されたことから除去工事の必要性を指摘しながら、同社での取り 組みを紹介。   アスベスト対策は、石綿を使用しているかどうか、詳細が判明しないものについてはサンプルを採取し、定性 分析と定量分析による診断を実施し、除去が必要な場合、除去か封じ込め、囲い込みの工法を選択する。   実際の作業にあたり同社では、作業区画を養生シートで密閉し、外部とは専用設備を介して出入する。 専用設備は、脱衣室と付着したアスベストを落とすエアシャワー付のセーフティゾーンと呼ばれる洗身室、更 衣室の3つで構成。また、作業区画には飛散したアスベストを除去する負圧除じん機が取付られている。   除去作業中、養生シートには粉じん飛散防止抑制剤を吹付け、作業員は区画外に出入する毎に防護服を交換す る(1日あたり4〜5着使用)ほか、除去終了後は清掃が行われる。 また、これら作業中はモニタリングを実施するなど、安全と安心に配慮したシステムを確立している。   また、アスベスト除去での課題として小幡統括は、コスト面での負担や最終処分場の不足などを指摘した。 これら説明終了後、参加者はモデルルームに設置された専用設備や展示されている各種機器をカメラに収める など、熱心に見入っていた。
2007年07月12日
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