清水建設、配筋検査支援システム「筋太くん」
従来の配筋検査では、まず工区ごと・部位ごとに施工図などをコピーして検査用紙を作成。次に、現場で図 面を広げながら配筋を検査し、結果を検査用紙に記入する。また、各部位の写真は撮影箇所ごとに構造図の 配筋情報を黒板に手書きした上で、検査部位と黒板を同時に撮影。検査後は現場で記入した検査データを帳 簿に清書し、撮影した膨大な枚数の写真を事務所で整理しなければならなかった。 今回の配筋検査支援システム「筋太くん」は、設計段階で作成したCADの構造データを施工段階の配筋検 査に利用して、鉄筋工事の品質管理を行うアプリケーションソフトで、携帯パソコンを使って配筋検査の準 備から記録の整理、報告書の作成まで一貫して行うことができる。設計監理者だけでなく、事業者に対して も配筋状況をリアルタイムでデータ報告できるため、例えばマンション事業者がマンション購入者などに配 筋検査データを簡単、迅速に公表することも可能。 販売時期は4月からで、ゼネコンや設計事務所などを中心に、ソフトウェアの年間使用料18万円からで提供 する予定。初年度の販売数は500セットを見込んでいる。オプションで技術支援や研修なども行う。
2006年02月12日
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